夏風邪の代表格であるヘルパンギーナですが、詳しいことはご存知ですか・・・?

知ってか知らずか、ヘルパンギーナにかかっているのに、無理やり保育園に登園させてひんしゅくを買っているママがいました(-_-;)

ヘルパンギーナはインフルエンザなどと同じで、流行もある感染症です。

ちゃんとした知識を持っていないと、看護をする家族も、保育園や幼稚園のお友達などにもうつしかねません。

そんなことにならないように、ヘルパンギーナの症状や子供の保育園の登園などについて解説していきたいと思います。


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ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナって聞いたことはあると思いますが、どんな病気が知っていますか?

ヘルパンギーナとは夏風邪の一種として知られているウイルス性の感染症です。

主に0歳児から小学校の低学年の赤ちゃんや子どもがかかりやすく、患者の70%を占めます。

流行の時期は、毎年6月頃から流行だして8月頃まで続きます。

この時期、次のような症状が出たらヘルパンギーナかもしれません。

ヘルパンギーナの症状

ヘルパンギーナの症状の特徴は大きく3つあります。

  • 38度から40度の高熱が突然出る
  • のどが炎症をおこし痛みが出る
  • 口内炎や水疱がが出来る

38度以上の高熱が急に出てきて、2日から3日間続きます。

のども痛くなるので、ご飯も食べられなくなることもあります。

こうなると親としては慌てるわけですが、さらに追い打ちをかけて高熱による熱痙攣をおこすケースも有ります。

お子さんが熱が出てのどの痛みを訴えたら、口の中を見てあげてください。

のどやのどちんこが赤くはれ上がったり、口の中に口内炎や水疱があった場合はヘルパンギーナの可能性が極めて高いです。

ヘルパンギーナのウイルスの潜伏期間

ヘルパンギーナのウイルスの潜伏期間は、主に2日~5日で長く見ても1週間くらいです。

ほとんどの場合は、熱は2~3日でさがり発症してから4日も経つと大抵の場合回復するはずです。

保育園や幼稚園で感染したお子さんがいた場合、保護者へも注意躍起があると思いますので、より一層手洗いうがいを徹底してください。

ヘルパンギーナは感染する?

ヘルパンギーナのウイルスは、飛沫感染・経口感染します。

だからマスクと手洗いうがいでで予防するんですが、感染する期間は結構長いです。

発症してから回復するまで2日~4日ですが、回復した後も2週間から3週間程度は便と一緒にウイルスも出てきているので、この間は感染する恐れはあります。

飛沫感染は発症から1週間、経口感染は3週間程度は注意が必要です。

ヘルパンギーナの大人への感染

ヘルパンギーナは主に乳幼児の病気として知られていて、小学校の低学年までで患者の70%を占めるといわれています。

では、大人はかからないのかというと、そうではなく20歳以上の大人も17%を占めるといわれているので、全然普通に感染しちゃいますね。

特に大人が感染した場合、高熱を出すと症状が重いことが多く、私も毎回もれなくもらってしまいます・・・(-_-;)

高熱が出た場合は、最低熱が下がるまでの2~3日は仕事は休んだ方が無難です。

回復して出社した後も、マスクをするなど周囲にうつさないように気を付けてください。

大人は子供に比べると体力は有りますが、疲労や体調不良など、免疫力が低下してる時には感染しやすくなります。

お子さんの看病をしている時は、マスクをして手洗いうがいをこまめにするなど、2次感染しないように十分気を付けてください。

特に一緒のベッドで寝ている場合は、寝る時もマスクは必須です。

その頃一緒に寝ていましたが、マスク嫌いなので私は毎度毎度もらってました・・・

あと、妊娠されている方は特に注意してください。

お腹のお子さんにも影響が出る場合があります。

流行の時期に人ごみに行く場合や、上のお子さんがヘルパンギーナにかかってしまった場合などは特に気を付けて、マスク必須でお願いしますm(__)m


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ヘルパンギーナ発症後の子供の登園は?

ヘルパンギーナの場合は、ウイルス感染しますが、インフルエンザなどと違い法律で登園・登校を禁止されていません

熱が下がって、体調が落ち着いてきたら、1日くらいはゆっくりさせてから登園させてあげてください。

冒頭にも書きましたが、ヘルパンギーナにかかっているお子さんを、自分が仕事に行くために保育園に登園させているママを見かけました。

我が家も共働きだったので保育園でしたし、仕事を休めないというのも良く分かります。

おじいちゃんやおばあちゃんが近くに居ればいいですが、いない場合は保育園に連れて行くしかないという話も理解できなくはないです。

でも、本当にそれであなたは良いんですか?と聞いてみたいです。

ヘルパンギーナの治療は?

ヘルパンギーナのウイルスをやっつけるは残念ながらありません。

ワクチンもありません。

そのため結論から言うと対処療法になります。

  • 十分に寝かせてあげる
  • 水分補給をする
  • 食事はのど越しが良く消化のいいもの
  • 高熱が下がらない場合は適度に解熱剤を使う

一番は安静にしてゆっくり寝かせてあげることです。

体力を使わないようにして回復を待ちます。

ただ、高熱が続くと大量に汗をかくので、脱水症状にならないように水分補給は怠らないようにする必要があります。

のどの痛みがあるので、食事はうどんやおやゆなどのど越しが良く消化にも優しいものにしてあげてください。

のどが痛くで何も口に出来ない場合は、水分は取らないと脱水症状を起こす可能性があるので、その場合は病院で点滴などで補給するしかありません。

高熱がなかなか下がらない場合は、解熱剤などで一時的に下げてあげるとお子さんは楽になると思います。

熱痙攣をおこしたり、ぐったりしている場合など、異常を感じたら迷わず病院で看てもらうようにしてくださいね。

何でもなかったとしても、まれに重篤化することもあるので、あとから後悔するより病院へ行った方が全然良いと私は思います。

夏風邪の対処法はこちらにもまとめていますので、参考にしてみて下さい。

まとめ

ヘルパンギーナは、高熱が出て親としては心配で心配で仕方ないと思いますが、普通は数日で回復してきます。

あまり慌てずに、お子さんをゆっくり休ませてあげて下さいね。

ただ、まれに重篤化して大変なことになる場合もあるので、迷った場合はすぐ病院で相談してください。

ウイルス性の感染症なので、親もお友達にも感染する恐れは十分にあります。

ママやパパが看病するときは、自分がうつらないように十分注意するとともに、保育園や幼稚園も登園禁止の決まりは有りませんが、こちらも配慮する必要は有ると思います。

早く治して、また元気に遊んでもらいたいですね。

お大事になさってください^^