妊婦さんの悩みの一つに、足がつるということがありますね。
特に寝ている時にいきなり足がつって、旦那さんを無理やり起こして、なんて結構あると思います。

今日も、私がやっている産前産後向けのヨガスタジオに来た、妊娠後期の方がおっしゃっていました。

クラス前にインストラクターが、現在の悩みなどを皆さんに聞いていますが、腰痛などと並んで本当に良く聞く妊婦さんの悩みです。

うちのかみさんも妊娠中は良く足がつって、そのたびに起こされて足を延ばしたり揉んだりしてあげました(笑)
ひどいときは両足が同時につったりしますからね。
片方だけでも結構痛いのに、私にはとても想像できません・・・^^;

とはいっても、自然が起こすことには必ず原因があります。
まずその原因を確認したうえで、安眠できるよう対処法をお伝えしたいと思います。

ということで、今回は妊娠中に足がつる原因と対処法についてまとめています v( ̄ー ̄)v
インストラクターがいつも伝えている対処法ですので、安眠へ向けて参考にしてみてください^^


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妊娠中に足がつる原因とは?

そもそもなんで妊娠すると足がつりやすくなるんでしょう?
私も何度も足をつったことはありますが(さすがに両足つったことはないですが)、疲れている時以外ほとんどないです。

じゃあ、なんで妊婦さんは足がつりやすいのか。
考えられる原因はいくつもありますが、まず大きく4つにまとめてみました。

栄養のバランスが崩れている

インストラクターが真っ先に挙げたのがビタミン不足です。
ビタミン以外にも、カルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラル不足も考えられます。

妊婦さんの栄養は、おなかの子どもにも分け与えますので、どうしても不足がちになります。
ミネラルが不足すると、神経や筋肉を刺激してしまい足がつりやすくなってしまうということがあります。

血行不良

血行が悪くなると足がつりやすくなりますが、血行不良の原因もいくつか挙げられます。

妊婦さん特有の理由としては、妊娠中期以降、特に妊娠後期になってくると運動不足になりがちです。
どうしてもお腹が張ってくるので、体を動かすにも制限が出てきます。
なかなか体を動かせないので、一般の人よりも血行不良になりやすいと言えますね。

それ以外には冷えによる血行不良も考えられます。
妊婦さんに限ったことではありませんが、冷えは血行を悪くなるので、足がつる原因と言えます。

体重の増加

ヨガのインストラクターさんならではではありますが、骨盤のゆがみによっても足がつると言っています。

妊娠するとホルモンのバランスが変わってくるので、自然と骨盤は緩んできます。

そればかりか、やはり妊娠中期以降にお腹が張ってくると姿勢が変わってしまいます。
特に妊娠後期になるとお腹を支えるような歩き方や姿勢になるので、骨盤にゆがみが生じてきます^^;

腰は体のかなめなので、ここが歪んでしまうと足にも負担がかかり、足がつりやすくなってしまいます。

足への負担が増える

妊娠中期以降おなかの赤ちゃんが大きくなり、後期になってくると体重は10キロ前後増えますよね。
そうすれば当然足への負担は大きくなってきます。

それに、はやり運動も制限されてしまうので、どうしても体重は通常よりも増えやすくなってきます。

体重が増え、足への負担が大きくなれば、足もつりやすくなってきちゃいますよね?


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妊娠中に足がつらないようにする対処法は?

夜しっかり休んでおきたいのに、いきなり足がつって起きてしまうなんて出来ればさえたいところ。
普段、どのようにすれば足がつりにくくなるのか、対処法をお伝えします。

食生活を見直す

食生活を見直すことで、しっかりバランスのとれた栄養を取ることを心がけましょう。
ビタミンやミネラルを、おなかの赤ちゃんにあげても大丈夫なくらいちゃんととること。

まず、牛乳やヨーグルトなどの乳製品やお魚や海藻類などでミネラルを補給します。

それにプラスして、野菜などでビタミンをとりつつ、ミネラルを吸収をよくしていきましょう^^

身体を意識的に動かす

もちろん運動をしても大丈夫かどうか、はじめに担当医へ確認してくださいね。
運動の許可をもらったら、軽く体を動かすことを意識的にやってみます。

私の教室のようにマタニティヨガや、マタニティビクスなどに通う癖をつけると、自然と運動が習慣になってきますね。

『そこまでできない!』ということであれば、ウォーキングだけで十分です。
ただ、それもわざわざ歩くために外出するのも面倒だし、中々出来ないと言うかもしれませんね(笑)

そんな時は、電車は一駅手前で降りて歩いてみるとか、日常の生活の中で歩くきっかけを作ってあげるといいですね^^

身体を温める

身体を温めることはもちろん冷え対策です。

着るものや靴下などで、直接的に体を温めるのはもちろんです。
まだ勤めていて、デスクワークであればブランケットをかけるなどは意識して行ってください。

それ以外に、食べ物で体の中から温めることもできます。
ショウガやシナモンなどは、体を温める食べ物なので、積極的に摂るようにしてみてください^^

白湯を飲む

白湯(さゆ)ってすごいんですよね。

ヨガインストラクターは、解剖学まで学ぶので体について詳しいんですが、みんな口を揃えて『白湯(さゆ)を飲むようにしましょう』って言います。

これは、妊娠していてもしていなくてもおすすめです。

そもそも汗などで水分が出る時に、ミネラルも一緒に持っていかれてしまいます。
人は意識していない時でも汗はかいていますので、どんどんどんどん水分もミネラルも失っていっているんです ( ̄◇ ̄;)マジ

そのため当然、出した量の水分も補給する必要があります。
この時、のど越しを考えると、特に夏などの場合は冷たい水を飲んでしまいますよね?

もし、暑い日でも水分を補給する時は常温の水で補給してください。
キンキンの水では身体が冷えてしまいます (*>▽<)o キャー♪

それに、白湯はできれば一旦沸騰させてから、50℃位まで冷ましてから飲むのがベストだそうです。
そうすると、不純物を取り除き、デトックス効果も上がります。

白湯で水分を補給すれば、代謝も上がり血行不良の改善にもつながるし、もちろん冷えにも効果があります。
やらない手はありませんね。

まとめ

妊娠中に足がつることは、本当によくあります。
それはもう体が変化しているので、ある意味仕方ないことではあります。

ただ、これまでご紹介してきたとおり、自然で起こることには原因があります
その原因も、日常生活の中で少し意識するだけで防ぐことができます。

食生活、運動、体を冷やさない、白湯で水分を補給する。
これだけでもやってみるだけ効果は出てくると思いますよ^^

それでも、どうしてもやっぱり足がつってしまう、というときにはこれをしてください (; ̄Д ̄)ナニ?
妊婦さんが横になるときにおすすめしている寝かた、『シムスのポーズ』です (* ̄ρ ̄)”ほほぅ…

『シムスのポーズ』とは、体の左側を下向きにして寝る態勢のことです。

この、シムスのポーズで横になると、腰の右側にある静脈を圧迫しないので、血行もよくなり寝やすくなります。

ヨガのクラスでは、『ボルスター』という長い枕のようなものを抱っこして寝てもらっています。
普通これはないと思うので、その場合は抱き枕などを使うといい感じに体が安定して寝られますよ。

ということで今回はこの辺で。
不安と期待の時期だと思いますが、無理せず楽しくマタニティライフをお過ごしください^^